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話題株ピックアップ【夕刊】(2):AMI、コロプラ、昭電工

■アドバンスト・メディア <3773>  2,041円  +66 円 (+3.3%)  本日終値
 アドバンスト・メディア<3773>が続伸。この日、コールセンター向けAI音声認識ソリューション「AmiVoice Communication Suite(アミボイスコミュニケーションスイート)」と、NTTデータ数理システム(東京都新宿区)のテキストマイニングツール「Text Mining Studio(テキストマイニングスタジオ)」が連携したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。AMIでは今回、「AmiVoice Communication Suite」との連携が可能になる、Text Mining Studioのアドオンツール「音声テキストアドオン」を開発し、取り込んだテキストから、相づちや顧客情報など分析に不要な表現を自動削除し、通話ごとやオペレーターごとなど指定の発話に沿ってテキストを自動整形する。テキストマイニング分析の前にデータを整形することで大幅に作業効率を向上し、より正確なデータ分析を実現するという。

■コロプラ <3668>  682円  +22 円 (+3.3%)  本日終値
 コロプラ<3668>が反発。21日の取引終了後、スマートフォン向け新作ゲーム「バクレツモンスター」(バクモン)のサービス開始日が10月17日に決定したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「バクモン」は、簡単操作で迫力ある軽快なアクションが楽しめるバトルアクションゲーム。多種多様なモンスター達が登場してバトルを盛り上げるほか、モンスターを集めたり、自分のお気に入りを育てることも楽しみ方の一つとなっているという。

■昭和電工 <4004>  5,090円  +155 円 (+3.1%)  本日終値
 昭和電工<4004>は後場に入って一段高。株価指標面ではPER6倍台と割安水準にある。同社は8日、18年12月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を9350億円から9850億円(前期比26.2%増)へ、経常利益を1315億円から1670億円(同2.6倍)へ、最終利益を850億円から1150億円(同3.4倍)へ増額した。今期業績の上方修正は5月に続き2回目となった。需給逼迫を背景に黒鉛電極の国際市況が上昇し、同電極の販売価格が想定を上回ることが上振れの要因となった。また、14日に発表された、MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)の定期入れ替えで同社株が新規採用され、機関投資家の組み入れ需要に期待感が高まっている。

■SBIホールディングス <8473>  2,876円  +76 円 (+2.7%)  本日終値
 SBIホールディングス<8473>が続伸。東京証券取引所が21日、同社傘下のSBIインシュアランスグループ<7326>の東証マザーズ市場への上場を承認したことが好材料視されたようだ。SBIインシュアランスグループは、SBI損害保険やSBI生命保険などを傘下に擁する、SBIグループの保険事業持ち株会社で、SBIHDが発行済み株数の88.89%(上場前)を保有している。なお、上場日は9月27日の予定。

■新日鐵住金 <5401>  2,303.5円  +60.5 円 (+2.7%)  本日終値
 新日鉄住金<5401>が続伸、前週16日につけた2172円で目先底入れ、上昇トレンド転換の動きを強めている。同社は8月契約分から厚鋼板の価格について約半年ぶりにトン当たり5000円引き上げることを決めており、これによる業績への寄与を評価する買いを引き寄せている。鉄鋼セクターは自動車や産業機械、建材向けなど旺盛な鋼材需要に加え、製品価格の引き上げに取り組んだ効果が徐々に発現し収益改善が進んでおり、株価的にも全体の地合いにかかわらず、同社株をはじめ強調展開を示す銘柄が増えている。

■ニコン <7731>  2,079円  +53 円 (+2.6%)  本日終値
 ニコン<7731>が続伸。岩井コスモ証券は21日、同社株の投資判断「B+」を継続した。目標株価は2300円(従来2570円)としている。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は190億400万円(前年同期比53%増)と大幅増益だった。これを受け、同社では19年3月期の同利益を700億円から740億円(前期比32%増)に上方修正した。フラットパネルディスプレイ(FPD)露光装置を牽引役に利益改善が進む見通しだ。また、開発が遅れていたミラーレスカメラで新製品を投入することもポジティブ評価しており、23日に予定されている発表会にも注目している。

■東京エレクトロン <8035>  18,690円  +430 円 (+2.4%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株が足並みを揃えて続伸、リバウンド局面入りの兆しをみせている。ここ米株市場でアプライドマテリアルズなど半導体関連大手が大きく下落した流れを受けて連想売りにさらされていた。しかし、前日の米株市場ではアプライドマテリアルズやインテル、エヌビディアなどが下げ止まり、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も6日ぶり反発に転じたことで、東京市場でも海外ファンド筋などを中心に関連銘柄に機関投資家の買い戻しを誘発する格好となった。

■リクルート <6098>  3,290円  +69 円 (+2.1%)  本日終値
 リクルートホールディングス<6098>が5日ぶりに反発。SMBC日興証券は21日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに、目標株価は2400円から3800円に引き上げた。国内では人材派遣が想定以上に好調なペースで推移しているほか、海外ではオンライン求人検索サイト「インディード」が好調を持続。同証券では、19年3月期の連結営業利益の予想を従来の2339億円から2370億円(会社予想2100億円)、20年3月期の同利益は2905億円から2940億円に、それぞれ上方修正している。

■SBSホールディングス <2384>  1,318円  +24 円 (+1.9%)  本日終値
 SBSホールディングス<2384>が続伸。きょう付けの日刊工業新聞で「2019年内にも、首都圏で展開する法人向けの宅配便事業を、関西圏と中部圏に広げる」と報じられており、エリア拡大による業績への貢献を期待した買いが入ったようだ。記事によると、連結子会社化したリコーロジスティクスが全国で運用している配送網を活用し、地方都市でも順次集配体制を整えるという。また、将来的には全国をカバーする消費者向けの宅配便事業への参入も視野に入れるとあることから、業容拡大への期待も高まっている。

■Genky <9267>  3,675円  +65 円 (+1.8%)  本日終値
 Genky DrugStores<9267>は堅調。午前9時ごろに発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次営業速報で、既存店売上高が前年同月比6.8%増となり、11カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。同社では生鮮食品売場を設置するなどの既存店の改装を進めており、引き続きこれが奏功したもよう。なお、全店売上高は同15.2%増だった。

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