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日欧で金融政策決定会合が開催される、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

4/26付の「DailyOutlook」では、金融政策決定会合について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『本日は日本(~27日)、および欧州で中央銀行による金融政策決定会合が開催される』と伝えています。

続けて、大方の市場参加者は日欧ともに現状維持を見込んでおり、サプライズはないであろう、との見通しを示し、『日銀については、2月頃に出口戦略に向かう可能性を指摘する向きが一部にあったものの、黒田日銀総裁が改めて否定したことで、現状はほぼ火消しされている。先週発表された3月の物価指数をみても、コアCPI(生鮮食品を除いた総合ベース)は前年同月比+0.9%と2月から上昇が鈍化し、日銀が目標に掲げる2%水準への道のりは依然として遠い。同じく中央銀行が目標に掲げた2%の水準を直近で上回った米国と比べると、日本の物価上昇の動きは鈍く、金融政策の正常化を議論するには時期尚早だろう』と分析しています。

さらに、『一方で、今回は黒田日銀総裁が再任されて2期目となってから初めての会合だ。更には、新たに起用された雨宮・若田部両副総裁も会合に参加する。金融政策に対する2人の副総裁の姿勢は要注目だろう。とりわけ、若田部副総裁は積極緩和を肯定するリフレ派として知られており、現行の緩和政策に対して、追加的な緩和の必要性を唱える可能性も市場では意識されている。参加者1名の意見が政策に与える影響は限定的であるものの、政策決定会合にリフレ論者が加わるとなれば、ドル円市場は更なる円安に振れる可能性もあるだろう』とまとめています。

最後にレポートでは、日米のコアCPIの推移(前年比)をグラフにして紹介していますので、詳しくは4/26付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

 提供:フィスコ

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