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「全固体電池」が13位にランクイン、官民連携で開発進めると報じられ注目度上昇<注目テーマ>

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 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「全固体電池」がランキング13位にランクインしている。

 次世代型電池として引き続き注目されている「全固体電池」だが、この日はきょう付の日本経済新聞で「5月から経済産業省やトヨタ自動車、旭化成、パナソニックといった自動車や素材・電機大手が協力し、全固体電池と呼ばれる高効率の製品の開発を進める」と報じられたことで、注目度が高まっている。記事によると、主流の自動車用電池は中国などにシェアを奪われつつあることから、電気自動車(EV)の本格的な普及を見据えて、官民が連携し次世代型電池の開発を加速させ巻き返しを図るという。

 全固体電池とは、現在普及しているリチウムイオン電池の電解質が液体であるのに対して、電解質を固体化し、電池を構成する全ての部材を固体にしたもの。液体の電解質と違い、必要なイオンだけが正極と負極の間を移動するので、電極と液体が反応して劣化したり、液漏れなどの危険性が少ないことや、組み立てがしやすいのが特徴。しかも液体式より大容量、急速充電できる特徴を持つため、EVに搭載した場合には、航続距離の延長や充電時間の短縮が見込まれており、ポスト・リチウムイオン電池として注目されている。ただ、最も進んでいるとされるトヨタでも実用化はできていないことから、幅広いメーカーが協力する枠組みを整える必要があるとされており、このため今回の報道はポジティブに捉えられている。

 この日は、記事で紹介されているトヨタ自動車<7203>、日産自動車<7201>、パナソニック<6752>、ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>、旭化成<3407>、東レ<3402>が堅調。また、他の関連銘柄であるオハラ<5218>、TDK<6762>、FDK<6955>も大幅高している。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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