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グリムス Research Memo(4):高い収益性とともに健全性を確保


■業績動向

2. 財務状況
グリムス<3150>の2018年3月期第3四半期末の現金及び預金が前期末比110百万円、売掛金が同576百万円増加したことなどから、流動資産は同766百万円増加した。また、長期貸付金が20百万円増加した一方、機械及び装置が44百万円減少したことなどから、固定資産は同38百万円減少した。以上から資産合計は同728百万円増の6,091百万円となった。

負債では買掛金が368百万円、未払金が57百万円、賞与引当金が68百万円増加したことなどにより、流動負債が同585百万円増加した。一方、長期借入金が251百万円減少したことなどから固定負債は同255百万円減少した。この結果、負債合計は同329百万円増の2,761百万円になった。

純資産合計は、前期末比398百万円増の3,300百万円であった。これは四半期純利益の計上により552百万円増加した一方で、剰余金の配当により154百万円減少したことなどによる。

以上から、2018年3月期第3四半期末の自己資本比率は54.5%、流動比率も254.2%と高く、財務の健全性は高い。また、売上高営業利益率は12.4%、年度換算したROA(総資産経常利益率)は20.5%、同じくROE(自己資本当期純利益率)も23.6%と、いずれの指標も前期実績からさらに上昇し、収益性も向上している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)

《MW》

 提供:フィスコ

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