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話題株ピックアップ【夕刊】(1):ショーワ、ラクオリア、日エスコン

■ショーワ <7274>  1,704円  +228 円 (+15.5%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 ショーワ<7274>が急伸、昨年来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が20日付で、投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」とし、目標宇株価を1350円から1900円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では従来、失注や納入形態の変更などを考慮し、18年3月期下期から当面、端境期を迎える可能性を懸念していた。しかし、収益貢献度が高いとみるCR-Vの販売好調や、二輪事業での生産再編効果に加えて、ショックアブソーバも新製品群の搭載拡大で付加価値が向上すると推察。想定を上回る製品ミックス向上および生産性上昇による収益性改善が期待できるとして、品質関連費用がなくなる見込みの19年3月期営業利益を245億円から320億円へ、20年3月期を同265億円から345億円へ大幅上方修正している。

■ラクオリア創薬 <4579>  2,150円  +200 円 (+10.3%)  本日終値
 ラクオリア創薬<4579>が急反発。同社は創薬ベンチャーで疼痛疾患などを得意分野としている。20日取引終了後、名古屋大学に産学協同研究センター「ラクオリア創薬産学協同研究センター」を設置することを発表、手掛かり材料となった。これに伴い名古屋大学を中心とした創薬研究開発の進展が見込まれ、同社の中期的な業容拡大に貢献するとの思惑が株価を刺激した。

■日本エスコン <8892>  1,058円  +86 円 (+8.9%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 日本エスコン <8892> が急反発。株価は1000円大台を突破し、2007年6月以来、約10年6ヵ月ぶりの高値圏に浮上した。好決算が評価され、決算発表の翌日にストップ高に買われたのを皮切りに、その後も上値追いの展開が続いている。8日に発表した18年12月期の連結経常利益は前期比45.3%増の87億円に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期も分譲マンションの販売を主力とする不動産販売事業の収益拡大を見込む。同社は主力のマンション販売に加え、商業施設や物流施設、さらにはインバウンドニーズを捉えたホテル開発事業にも注力しており、業容拡大による成長期待も大きい。

■イー・ギャランティ <8771>  4,110円  +305 円 (+8.0%)  本日終値
 イー・ギャランティ <8771> が急反発。20日、平塚信用金庫と売掛債権保証サービスの紹介で業務提携すると発表しており、販売網の拡大による業績への寄与に期待する買いが向かっている。「売掛債権保証サービス(eG保証サービス)」は、同社と保証契約を締結する顧客の商取引において発生する売掛債権に、倒産などによる焦げ付きが発生した際、設定した支払限度額を上限に保証金を支払うサービス。今回、平塚信用金庫とビジネス・マッチング契約を結び、平塚信用金庫が売掛債権保証サービスの紹介業務を行うことになった。

■ニューフレア <6256>  7,700円  +570 円 (+8.0%)  本日終値
 ニューフレアテクノロジー<6256>が5連騰。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が20日付で、投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」とし、目標株価を6250円から8100円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券は従来、競合企業のマルチビームEBマスク描画装置(MB装置)にシェアを取られる点を懸念材料としていたが、競合企業のMB装置は依然として開発途上と見られることから、将来性に対する過度の悲観の解消を再評価。同社が独占的な強みを持つシングルビームEB(Electron Beam)マスク描画装置(SB装置)の需要が堅調なことを背景とする粗利率予想の上方修正や、19年3月期以降は研究開発費を18年3月期から20億円程度削減することなどで、18年3月期営業利益予想を74億円から84億円へ、19年3月期を同65億円から86億円へ、20年3月期を同67億円から88億円へそれぞれ大幅に上方修正している。

■コカBJH <2579>  4,005円  +240 円 (+6.4%)  本日終値
 21日に発表した「コカBJH、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。
 自己株式の取得および公開買付けに関するお知らせ
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■インベスターズクラウド <1435>  2,134円  +120 円 (+6.0%)  本日終値
 インベスターズクラウド<1435>は大幅高で7日続伸し上場来高値更新。20日取引終了後、子会社TATERU bnbが、今年6月施行の旅館業法改正に対応した、ICT活用の新しいチェックインサービスの開発を行うと発表しており、これを好感した買いが入った。旅館業法の改正により、民泊物件でICTを活用した非対面形式のチェックインが可能となったことを受けて開発を決定した。新しいチェックインサービスは、スマートキーやスマートチェックインパッド、TRIP PHONEなどの機能を持った自社開発のIoTデバイス「bnb kit」を利用し、宿泊者は宿泊場所に到着後、「bnb kit」を利用することで、現地でチェックインを行うことができる一方、民泊運営代行会社は運営コストの削減が期待できるようになるとしている。

■ニチアス <5393>  1,435円  +79 円 (+5.8%)  本日終値
 ニチアス<5393>が5連騰。大和証券が20日付で投資判断を「2」から「1」とし、目標株価を1800円から1850円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、18年3月期の営業利益を210億円(前期比7%増)と予想し、従来予想の200億円から上方修正した。第3四半期までの進捗状況や、良好な半導体市況などを考慮すると高機能製品事業が業績を牽引すると予想。また、会社側は2月19日に18年3月期年間予想配当の増配を発表したが、これもポジティブに評価しており、今後、堅調な業績が確認されれば自社株取得など株主還元強化の可能性もあると評価している。また、19年3月期は高機能製品事業を中心に成長フェーズに入ると予想しており、営業利益を225億円から230億円へ、20年3月期を同242億円から247億円へそれぞれ上方修正している。

■ブイ・テクノロジー <7717>  25,100円  +1,310 円 (+5.5%)  本日終値
 ブイ・テクノロジー<7717>が6連騰し、実質上場来高値を更新した。岩井コスモ証券が20日付で、投資判断「A」を継続し、目標株価を2万3000円から2万9300円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、2月13日に発表した第3四半期累計業績が営業利益で前年同期比2.0倍の70億2100万円となったことや、受注も3四半期連続で200億円超となったこと、さらに受注残についても1000億円の大台を突破したことを評価。また、装置の取り引きは円建てで為替の影響をほとんど受けないことや、業績発表の少し前に有機EL部材工場建設を決定したことなどにも注目している。

■シンクロ・フード <3963>  5,020円  +240 円 (+5.0%)  本日終値
 シンクロ・フード<3963>が大幅反発し上場来高値を更新。20日の取引終了後、飲食業界に特化したM&A仲介事業や人材紹介事業を展開するウィット(東京都中央区)の全株式を1億5000万円で取得し、連結子会社化すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。今回の買収は、ウィットが保有する顧客基盤およびM&A案件情報を共有・活用することで、飲食業界に特化したM&A仲介サービスのさらなる拡大を目指すのが狙い。また、ウィットの人材紹介事業にシンクロ・フードのメディアプラットフォームとしての認知度・蓄積された人材データベースを融合させることで、人材紹介サービスを本格展開することができると判断したという。

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