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話題株ピックアップ【夕刊】(3):オプトHD、住友重、ビリングシス

■オプトホールディング <2389>  1,322円  +6 円 (+0.5%)  本日終値
 オプトホールディング <2389> が続伸。16日、同社子会社でヤフー <4689> との合弁会社クラシファイドの保有株式を売却に伴い、売却益3.9億円が発生すると発表したことが買い材料視された。クラシファイドは「Yahoo!不動産」広告の販売・提案などを手掛け、同社が66%、ヤフーが34%を出資している。今回、クラシファイドの全保有株式をヤフーに売却し、ヤフーとの資本業務提携を解消することが決まった。なお、提携解消後もヤフーとは同社子会社とのインターネット広告事業を通じて引き続き友好関係を継続していく。売却益3.9億円は17年12月期第4四半期に特別利益として計上する。

■住友重機械工業 <6302>  4,885円  +5 円 (+0.1%)  本日終値
 住友重機械工業<6302>が続伸。16日の取引終了後、ごみ焼却灰溶融施設の引き渡しを巡る京都市との訴訟について和解のメドが立ったと発表しており、不透明要因が解消されたことを好感した買いが入った。またこれに伴い、和解金見込額および関連費用など約145億円を特別損失として計上することから、18年3月期の連結業績予想で純利益を390億円から280億円(前期比16.7%減)へ下方修正した。なお、売上高は7800億円(同15.7%増)、営業利益は600億円(同23.9%増)の従来見通しを据え置いている。

■ディップ <2379>  2,707円  +1 円 (+0.0%)  本日終値
 ディップ<2379>が小幅続伸。16日の取引終了後、、ユーザーが給料日を待つことなく、働いた分のお給料を受け取ることができるオンデマンド給料サービス「ほぼ日払い君」を展開するBANQ(東京都千代田区)の株式を取得し子会社化したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。ディップの持つ顧客資産や営業力を活用することで、「ほぼ日払い君」の導入企業数を拡大するのが目的で、BANQ株式2334株(議決権所有割合70.0%)を17日付で取得するという。同時に、人工知能(AI)エンジン「VRCHEL(ヴァーチェル)」を提供するジョリーグッド(千葉県浦安市)と、法人向けAIシステム開発や般競馬予想AI「SIVA」を提供するGAUSS(東京都渋谷区)の株式を取得し持ち分法適用会社化すると発表。さらにまた、石灰石を主原料とした新素材「LIMEX」を開発・販売するTBM(東京都中央区)に出資するとあわせて発表しており、業績への寄与が期待されている。

■ゴールドクレスト <8871>  2,327円  -57 円 (-2.4%)  本日終値
 ゴールドクレスト<8871>が反落。SMBC日興証券が16日付で、投資判断「3」を継続しつつ、目標株価を2600円から2400円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。高収益・高利益率の「ザ・クレストタワー熱海」の大半の販売は18年3月期上期に完了。今後は「熱海」のように極めて高収益が期待できる物件の竣工は予定されていないことから、18年3月期第3四半期以降は収益・利益ともに前年同期割れが続く可能性があると指摘。19年3月期営業利益予想を96億1000万円から91億円へ、20年3月期を同99億円から92億4000万円へ引き下げている。

■キリンホールディングス <2503>  2,627.5円  -37 円 (-1.4%)  本日終値
 キリンホールディングス<2503>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は16日、同社株のレーティングを「オーバーウエート」から「ニュートラル」へ引き下げた。目標株価は2750円で継続した。株価の上昇を反映したものだが、「キリンビール再成長への課題は多い」とも指摘している。収益構造改革による低採算事業の業績改善が進んだが、次の課題は「キリンビールの再成長」「潤沢なキャッシュを活用した企業価値向上策の具体化」とみている。キリンビールはビール類市場シェアでの低下が続いているが、特に「のどごし」ブランドのシェア低下に歯止めをかけることを喫緊の課題に挙げている。

■児玉化学工業 <4222>  123円  +30 円 (+32.3%) ストップ高   本日終値
 児玉化学工業<4222>がストップ高まで買われた。同社はきょう、ガラス繊維マットプレス新工法による製品が、新型「LEXUS LS」の後部座席構造材に金属代替部材として採用されたと発表。これが株価を刺激したようだ。この新工法は、同社がかねてから開発を進めていたもので、鋼鉄製品と比較して高剛性かつアルミ並みの軽量化が可能。また、金属素材では不可能な複雑な形状を作ることができるなどの特長を持っている。同社は今後、新工法による炭素繊維など他の素材への展開を進め、より高い物性を実現する製品を開発するとともに、さらなる金属製品の代替、金属部品とのモジュール化を目指すとしている。

■エイトレッド <3969>  3,485円  +504 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値
 16日、エイトレッド <3969> [東証M]が12月16日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■ビリングシステム <3623>  9,470円  +1,310 円 (+16.1%)  本日終値
 ビリングシステム<3623>が大幅続伸。同社は16日、自社で提供している「PayB」を利用したスマートフォン決済サービスの開発に関して、ジャパンネット銀行(東京都新宿区)と業務提携することで合意したと発表。これが材料視されたようだ。「PayB」は、税金や公共料金、通信販売などコンビニ等払込票のバーコードや、ビリングシスが提供する加盟店用アプリを用いて店舗側が提示するQRコードを、専用のスマホアプリのカメラ機能で読み取り、預金口座から即時引き落としで支払いができるサービス。今回の提携では、ビリングシスが「PayB」をジャパンネット銀行にホワイトラベル提供(事業者向けにカスタマイズするサービス)し、同銀行は来年3月にも専用アプリ「JNB PayB」のサービス提供を開始する予定だとしている。

■JMC <5704>  1,140円  +128 円 (+12.7%)  本日終値
 JMC <5704> [東証M]が続急騰。16日、医療シミュレーションキッド「胃瘻交換シミュレーター」の販売を開始すると発表しており、これを好材料視する買いが向かった。胃瘻(いろう)交換シミュレーターは、さまざまな種類の胃瘻カテーテルを用い、手技の流れの練習や構造を理解しながらトレーニングができるほか、胃瘻カテーテルの留置確認に必要とされる内視鏡を用いた手技もトレーニングできるという。また、十二指腸を鉗子などでクランプすることにより、スカイブルー法などのシミュレーションも実施可能としている。

●ストップ高銘柄
 オーケストラ <6533>  3,990円  +700 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値
 麻生フオームクリート <1730>  870円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
 井村屋グループ <2209>  3,100円  +503 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値
 大東港運 <9367>  568円  +80 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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