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津田駒が続落、第3四半期はインドで繊維機械好調で営業黒字転換も材料出尽くし

 津田駒工業<6217>が続落。12日取引終了後に発表した16年11月期第3四半期累計(15年12月~16年8月)の連結決算は、営業損益が4億8800万円の黒字(前年同期3億5600万円の赤字)と黒字転換したが、材料出尽くし感から売られている。

 売上高は289億円(前年同期比7.6%増)で着地。工作機械関連事業は、熊本地震やものづくり補助金制度待ちの買い控えなどにより苦戦したが、繊維機械事業では中国市場の落ち込みをインド市場でカバーする形で計画通りに推移したほか、コンポジット機械で航空機部材の製造設備として自動積層機の受注もあったことが全体の業績を牽引した。ただ、株価は9月15日に年初来高値170円を付けたあとも高値圏で推移しており、利益確定の売りが広がっている。

 なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高400億円(前期比8.4%増)、営業損益6億円(前期2億7400万円の赤字)、最終損益4億円(同4億4300万円の赤字)を見込んでいる。

 同時に、従来未定としていた配当は無配と決定した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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