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ファナックが大幅続落、17年3月期46%営業減益見通しと減配懸念を嫌気

 ファナック<6954>が大幅続落。27日の取引終了後に発表した17年3月期の連結業績予想で、売上高5057億円(前期比18.9%減)、営業利益1173億円(同45.6%減)、純利益937億円(同41.3%減)と4割強の大幅減益を見込んでいることが嫌気されている。中国など新興国での工作機械需要の回復には時間がかかるとみているほか、米州の失速懸念などを織り込んだとしている。為替の前提は1ドル=105円、1ユーロ=115円。

 また、17年3月期の配当予想は未開示としているが、連結配当性向60%を基本方針としていることから、前期に続いての大幅減益見通しで減配懸念が強いことも売り材料視されているようだ。なお、16年3月期は、売上高6234億1800万円(前の期比14.6%減)、営業利益2155億6700万円(同27.6%減)、純利益1597億円(同23.1%減)だった。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年04月28日 11時13分

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